月物語(アルバムバージョン)

眉月(まゆづき)の舟に揺られ
流れ着く夢の果て
一度の逢瀬 許したら
二度が三度に続くもの

弦月(ゆみはり)の月の先が
よこしまな紅を引く
悪い女になったのは
ずるい男のせいでしょう

愛されたくて
愛されたくて
雨夜(あまよ)の月は満ちてゆく

愛されるほど
愛されるほど
ひとりの月は欠けてゆく

十六夜(いざよい)の空を拭う
ためらいの指の痕(あと)
誰か不幸にしなければ
恋は叶わぬものですか

愛されたくて
愛されたくて
真昼の月も覚悟して

愛されるほど
愛されるほど
ふたりの月は霞んでる

有明の月に濡れて
残り香に涙する
馬鹿な女で通すのは
好きな男のためでしょう
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