ともしび

ふと見れば
頬の影に
ひとすじの
涙の跡

幸せを
守れたのか
問いかけて
せつなくて

夢はまだ名残り花
時にただ忘れ花
それがなぜかは
訊かないけれど

君はともしび
心を照らす
たったひとりの
たいせつなひと

君はともしび
迷わぬように
消えない明かり
かざしてくれる

無茶もした
無理もさせた
冬もまた
巡るだろう

肩寄せて
それだけでも
さみしさは
まぎれるか

来た先はまがり道
行く先はいばら道
どこへ続くか
わからないけど

君はともしび
心を照らす
たったひとりの
たいせつなひと

君はともしび
負けないように
消えない明かり
ともしてくれる
×