Lui si chiama...

「ジョゼさんは何でも知っている」

「仕事をするにはたくさんのことを覚えなくてはいけない
良い仕事は全て単純な作業の堅実な積み重ね」

嗚呼...ライフルスコープで見上げた青空に
ぼんやり輝く≪金星≫

「星を観るのは初めて」と小さな胸を高鳴らし
哀しい女神の物語 優しい声で聴いていた

嗚呼...天体望遠鏡で見上げた星空に
眩ゆく煌めく≪狩人≫

ルルル~♪ ジョゼさんにもらった大切な日記帳
忘れやすい日々の『小さな幸せ』を集めて綴ろう……

「ある冬の日、エルザは愛を貫いて逝った。
エルザの愛はきっと私とは違う。
でも私は、彼女の生き方を否定出来なかった……」

教えて下さい ジョゼさん... ジョゼさん... ジョゼさん...
愛して下さい ジョゼさん... ジョゼさん... ジョゼさん...

「体が機械の女の子って普通ですか?」

凄い力持ちで 素手で人を殺せるんです
赤い血は出るけれど すぐに痛みなんて消えちゃうんです
義体の私が ジョゼさんの お役に立つには 普通の
――嗚呼...普通の女の子じゃ駄目なんですよ……

ねぇジョゼさん 私は貴方の可愛い妹になれますか?
――どんなに想っても……
ねぇジョゼさん 誰かの代わりでも貴方の特別になれますか?
――どんなに願っても……

ララ♪ 私は知ってるんです
頭を撫でてくれる手の温もりを
ララ♪ 私は待ってるんです
優しく微笑みかけてくれる眼差しを

嗚呼...愛って何ですか?
嗚呼...愛って何ですか?

揺らめく『焔』は色を変えながら
最期に向かって 嗚呼...燃え続ける……
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