見知らぬ空の下で

朝露が重たく感じて
遠い異国の空へ身を投げ出したくて
旅に出て
みつけたよ
ぼくの景色を
花も木も空気も
孤独に馴れ切っているけど
誰かに伝えたくなる
どちらにも転べない心を見捨ててしまえば
楽になれるけど

朝焼けを眺望めているだけで
全然知らない人がわらい掛けて来た
憶い出す
あの笑顔
ぼくの居場所を
生かされていたことを
この暖かな光が一瞬で消え失せたほど
暗い海に飲まれて心を沈めて鎖した
あれは誤ちさ

この宇宙の片田舎に
出遭えたあなたがくれた
小さな希望が燈った心は無駄にはしない
から
いますぐ帰る
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