インターステラ

遠くで同じ月を見ている
君に今 送るよ この言葉を

暗すぎる夜空に紛れ
涙をうまく隠してたつもり

たゆたう雫は落ちないで
無重力の渦に消えていった

それが自分だけだと勘違いして
履き違えたエゴイズム

君が泣いてるコトを見落とした

遠くで同じ月を見ている
君の悲しみに気づけなかった

流れ星が頬を伝う頃
掌の温かさに目が覚める

真空じゃ伝わらないし
真っ暗で見えないコトもあるからね

声にならない声達を
銀(しろがね)のプレートに刻んだの

一寸先の闇をくぐり抜けた
向こう側に居るはずの

君がもう二度と泣かないように

エーテルを誰かが信じたように
見えない何かを今 信じるよ

8km/sec(秒速8キロ)で宇宙(そら)に飛ばす
消えても絶対消えないメッセージを

遠くで同じ月を見ている
君に今 贈るよ この言葉を

たくさんの星が輝く宇宙で
僕を見つけてくれて「ありがとう」

今度こそ その手は離さないから
いつかこの場所に戻る日が来たら

その時には隣に君が居てほしい
ずっと、ずっと。

「インターステラ」
「君に出逢う」
「呪文。」
×