Yuki no hi

思い出になる少し前に
ぎこちなくつないだ手
はずしたミトン
指先で淋しさ弾いたんだね

震えてる あなたの孤独
温められないまま

冬の風に瞳ふせて
揺れる髪と優しいウソ
気付かぬまま2人
あいまいな痛みだけの
距離だった

サヨナラ告げたあの時から
左手だけのミトン
いちばん悲しいコートの中
忘れて眠っていた

近づいても遠くにいて
届かない恋と知った

入り組んでる糸を解くように
1人歩いてみる
高い空に少し息を張って
上手く笑える時まで

報われない心はそっと
真っ白なしずくになる

時が過ぎてやっと
気付いたこと少しわかったこと
馳せた日々と俯いた横顔
ほんとうに好きでした

ほんとうに好きでした
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