哀しみの足音

こごえた指をあたためて
その胸にひき寄せて
寒い暗闇から私を守って

今夜、心に掛けた橋
渡りましょう二人で
哀しみの足音 しのびよる前に

きっとこの手をはなしたら
あなたのところへ
もう二度と帰ることはできない

あなたを求めさまよった
公園や朝の街
あなたの眼差ですべてを見ていた

もしもクリスマスの夜を
忘れないでいるのならば
ここへもどって来て
降りしきる雪の通りで
あなたを待ちつづけていた
いつまでもこの場所で
あなたを
待っている
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