愛してくれ

何故皆俺の前では心閉ざす
理解者など幻想だったのか

ただ君の事をもっと知りたいんだ
だが俺は自分を語りはしない

俺の声は届いているか?

一人が嫌で
この闇の中で叫び続けた
早く救えと
この世の悲劇を抱えた様に
ただ欲しかった
与える事など考えもせず
繰り返してた身勝手な言葉
「誰でもいいから俺を、ただ愛してくれ」

何故人は二つに分かれた
一つのままなら誰も傷つかなかったのに

閉ざしていたのは実は俺だったのか
だが通わせる術が分からない

俺の声は届いているのだろう?
耳を塞ぎ俯く俺よ

人を愛せず
心開けずに求め続けて
なのに俺は
それを認めれずまだここに居る
頭と心
こんなにも距離があるとは知らず
弱い声で繰り返している
「誰でもいいから俺を、ただ愛してくれ」
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