春の匂いは涅槃の薫り

春雷が僕を呼ぶよ
冬が過ぎ春は来やる
明け方に凍えるよに

苦しみは朝の徴(しるし)

春雨が舞を舞うよ
大空の広い舞台 野や山を祝福して
僕たちは生まれ変わる

晴れ上がった宙を飛ぶ
のどやかなひばり
涙さえ誘うよな
懐かしい匂い

春の匂いは涅槃の薫り
夢の続きを運んで来るよ
愛の便りを届けに来るよ
嗚呼

春風が唄歌うよ
どこまでも希望乗せて
山彦もうっとりして
口ずさむ永遠のハーモニー

澄み渡った空よぎる
流れ星ひとつ
時間さえ止まるよな
かぐわしい薫り

春の匂いは涅槃の薫り
夢の続きを運んで来るよ
愛の便りを届けに来るよ
嗚呼

幽か 幽か 幽かに

りゅうりゅう
りゅうりゅうりゅうりゅう

春の声

刹那は
永遠

そっと
静か 静か 静かに

りゅうりゅう
りゅうりゅうりゅうりゅう

春の声

春の唄

春の匂いは涅槃の薫り
夢の続きを運んで来るよ
愛の便りを届けに来るよ
嗚呼

春の匂いは涅槃の薫り
夢の続きを運んで来るよ
愛の便りを届けに来るよ
嗚呼
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