朝のドライブ

朝のドライブ
環七沿いを
トラックに囲まれて 行けば

回送のTaxiが今
ふたりを
追い越した

こんな おくられ方には
慣れてる 私のことを
心配そうに
気遣う あなたは
疑いのない
なんて いい人…

ほんの はずみだけの 男達は
夜明けとともに 無口になった

No No 突然の 大切な 告白に
No No 気のきいた 返事ができないのは
No No 不真面目な今日までの 生き方を
責めていた からよ…

東の空に
とり残された
青白い 三日月のように

ぼんやりと
まだ灯をともす
街燈が 悲しい

お世辞も つけないほどに
普通な奴と笑った
いけない 仲間の
影口なんか
気にせず あなた
そばに ついてて

No No 突然の 大切な 告白に
No No ふさわしい 言葉をさがす前に
No No 肌寒い ラッシュ前の空気に
あたらせて…
ほしい…
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