祭囃子

和太鼓の音 林檎飴
花火の灯に照らされた横顔
明日になれば 夢の跡
巻き戻せないと気づいてしまった日曜日

その日から何かが変わっていったんだ

声を張り上げて本気で笑ったり
涙枯れるまで一晩中泣いたり
そういうのが馬鹿らしいことだなんて
気づいたフリをしてやり過ごしても
積み重ねた後悔と
増えてった荷物が背中にのしかかって歩けないんだ

突然の雨 独り言
浴衣の先が透けた色情夜
拙い声と 林檎飴
隙間を埋めたくて愛を消費して

優しいフリが得意なんだ僕は…

新しい音が聴こえるよ 祭囃子が呼んでるよ
「僕だけは騙せない」 ああまた余計な感情が…
もういいや

心削るまで誰かを愛したり
ボロボロになって逃げ込んで怯えたり
そういうのと失うのの繰り返し
寸先の未来なんてどうでもいいんだよ
積み重ねた後悔と
背負い込んだ荷物の分だけ笑えるって信じたいんだ

お祭りの続きさ 終わらない音楽
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