真昼の月

窓を開け放して 気だるさを逃がせば
シャツの袖を 夏がすり抜けてく

好きな曲になると いつの間にハモって
指の先でリズム刻んでたね

サイドシートの角度 いつから変わってないんだろう

どこまでもつづく雲の切れ間に 真昼の月が浮かんでいる
さっきからずっとついてくる
不意にあの日へ行きたくなって 南へ 車を走らせる
あの頃のプレイリスト シャッフルのセレクトに委ねて

陽射し避けるフリで わざと目を逸らした
傍らには 君が立てたスケジュール

いつかふたりを照らしてたのはどっちだったんだろう

終わらない空を見上げるたびに 消えない月が顔を見せる
真っ白な光を反射(かえ)して
不意に遠くへ行きたくなって 南へ 車を走らせる
ナビはもうOFFにして 気の向くまま 成り行きに任せて

いつかふたりを照らしてたのはどっちだったんだろう

どこまでもつづく雲の切れ間に 真昼の月が浮かんでいる
さっきからずっとついてくる
不意にあの日へ行きたくなって 南へ 車を走らせる
あの頃のプレイリスト シャッフルのセレクトに委ねて
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