ミカンが実る頃

青いミカンが実った ふるさとの丘に
今年も とり入れの 唄が またきこえる
甘く すっぱい 胸の想いを
秘かに こめながら 小篭につむの
遠くの街の あなたにも 送ってあげましょう
ミカン畑を夕日が 赤く染る頃
私は帰るのよ 篭を しょいながら
街で働く 好きな あなたと
結ばれる その日を 夢に見ながら
海辺の道を 帰るのよ 明日を願って

海の夕日に そっと祈るの
あなたが帰る日を また逢える日を
ミカン畑の ふるさとで 私は待つのよ
×