きよしの銭形平次

男いのちの 十手(じって)が燃える
謎を追いかけ 八百八町
花の花のお江戸を 銭が飛ぶ
正直者を 泣かせる奴は
俺ら平次が 許さねえ

浮世からくり もつれた糸を
ちょいと湿らす かんざし時雨
待ちな待ちな御用だ 銭が飛ぶ
一番乗りだ 大捕物は
俺ら平次に 任せなよ

掛けるお縄に 情けが絡む
罪は憎いが 涙にゃ弱い
今日も今日も正義の 銭が飛ぶ
お江戸の空に 夜明けを運ぶ
俺ら平次が ここにいる
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