アカシアの下で

アカシアの 甘い香りの下で
静かに別れを 告げた人…
今頃どうして いるのでしょうか
瞳を閉じれば あの夜を
思い出します 花別れ

アカシアの 白い花びらこぼれ
肩寄せ歩いた 並木道…
私をおぼえて いるのでしょうか
あの頃お互い 甘え過ぎ
悔む思いの 花別れ

アカシアに 淡く木洩れ陽揺れて
心に溢れる せつなさよ…
二度とは会えない あなたでしょうか
返らぬ月日の 淋しさは
にじむ涙の 花別れ
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