棘の森

飛び立つ鳥たちの羽音に耳塞ぎ
息苦しいくらい 胸の鼓動聞こえる

何が悪いの?
熱い眼差し隠して

愛をあなたがくれるなら
罪をひとつだけあげてもいい
愛でこの躯溶かすなら
夢を失くしていい

凍える指先 冷たい雪 黒く
早く差しのべて 痛いくらい純粋に

繋がる先の浸透
息の緒感じたい

愛がそこにあるとしたなら
突き進む暗い氷の道を
あぁ今 初めての光
深く深く惹かれ…

幼い胸の谷間へ
滑り落ちる棘(とげ)
目覚めてしまったの
もう戻れないの
千切れた夢に永遠(とわ)の接吻(くちづけ)を

愛がそこにあるとしたなら
突き進む赤い棘の道を
愛をあなたがくれるなら
罪をひとつだけあげてもいい
愛でこの躯溶かすなら
夢を失くしていい…
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