風華恋

もうあの頃の記憶は
海風とともに遥か
南の島と東の丘に
静かに眠るだけ

聴きたい 心のゆらぎを
できるなら 過去の道を巡り歩きたい

なごやかにおだやかに 生きのびる人生
過ごしたいいつまでも 無理なのぞみごと
もう誰も 許されず 自分自身さえ
恋心 封じ込め閉ざして

もう時代のせいじゃない
ましてあなたのせいじゃない
朽ち果てるのか つなぎとめるのか
それでも生きている

様々な静寂や喧噪を
味わって あざとさを使う間もなく
光のように 時は消え去ってゆく
あなたにたどり着けずに

もうあの時の想いと
もうあの時の言葉
悔やんでも悔やみきれずに
やっぱりあなたの声を

聴きたい 心のゆらぎを
できるなら 過去の道をたどりたい

なごやかにおだやかに 生きのびる人生
過ごしたいいつまでも 無理なのぞみごと
味わって あざとさを使う間もなく
光のように消え去ってゆく

もう時代のせいじゃない
ましてあなたのせいじゃない
朽ち果てるのか つなぎとめるのか
それでも生きていく

明日の風はどこから
やってくるのか分からない
出来ることなら南風がいい
記憶が帰ってくる
×