スニーカードリーマー

また渋滞(ラッシュ)に呑まれて 四角い空を見上げる
足止めに遭って 押し合う街 眺めてる
この道は遠回り あの角は行き止まり
だけど 夢のせいになんてしたくない

なぜフリーウェイのように走れたんだろ あの頃
なぜ情熱のままに愛せたんだろ あの頃
群青の空を 呑み込んだような
胸につかえている 蒼き時代(ひび)がある

大人になるための風や
自分を知るための雨に 精一杯
翼を広げた誰かが落とした
未来の地図は 過ぎ去りし夢の跡 Oh

泥だらけの靴を履いた スニーカードリーマー
今は革靴に足を詰めて 負けてたまるかと 空を見上げてる
何も変わらないさ 青春が終っても

忘れられないのではなく 忘れたくないんだろう
何もできないのではなく 何もしたくないんだろう
愛に破れても 愛のせいじゃないさ
愛を憎まないで そうやってみないか

痛みを懐かしさに変えて
あの涙を優しさに繋げて もう一回
翼を失くした誰かが広げた
未来の地図を歩く人影は君さ そう君は

シミだらけのシャツを着てた スニーカードリーマー
今はネクタイで夢を結び 泣いてたまるかと 空を見上げてる
胸の奥にある 群青の空を

夢だらけの街から来た スニーカードリーマー
僕の胸の中に住んでいる 愛と現実を肩に背負いながら
調子悪くないぜって 笑っているんだ

負けてたまるかと 空を見上げてる
何も変わらないさ 青春が終っても

泣いてたまるかと 空を見上げてる
まだ終らないさ 青春が終っても
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