都会の中で

電話の音を聞きたくなくて 冷蔵庫にほうり込んだ日も
明日になれば違う朝が 来ると信じて眠った夜も

胸の痛みおさえながら 部屋にすわり込んでいる
もう何処へも行けはしない 一人で歩けない

逢いたくて切ない夜を 越えて心はあなたのもとへ
帰りたい今すぐ 駆け出して行きたいよ
あてもなく裸足でどこまでも 走り続けたあの日の夢は
そのままにいつまでも輝いている

人のにおいに敏感になり 電車に乗りたくないわがままも
出かけて口唇が乾いて リップを買いこれで10本目

やせた都会の気まぐれも なぐさめにもなれて来たよ
でも自分であり続ける気持ちは変わらない

くじけずに勇気を出して いつか輝く未来に向かい
夢を見る気持ちを 熱く胸につめこみ
負けないで探し続ける この手につかむその時までは
激しさをいつまでも忘れたくない

逢いたくて切ない夜を 超えて心はあなたのもとへ
帰りたい今すぐ 駆け出して行きたいよ
あてもなく裸足でどこまでも 走り続けたあの日の夢は
そのままにいつまでも輝いている
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