ガラスのラビリンス

好きだとささやく声が 少しだけ
冷たいね 感じている
だけど信じていようと 何度も心に
言い聞かせていた

あなたをのせてる ガラスのメリーゴーラウンド
近づいて また遠ざかる
近づくたびに笑って あなたは手をふる
そしてはなれていく

わたしは とても淋しいと
あなたに 言えない

あなたのいつもの やさしさがすべて
かくしてしまうから

恋のはじまりは 息もとまるほど
抱きしめて ふるえてたね
どうして人の心は かわってしまうの
時はとめられない

チャイムが 閉園の合図
扉がしまるよ

ひとつまたひとつ 消えていくイルミネーション
音楽も途切れた

わたしは とても淋しいと
あなたに 言えない

あなたのいつもの やさしさがすべて
かくしてしまうから

名前を呼んでも 誰も応えない
ガラスの迷宮で

あなたのいつもの やさしさがすべて
かくしてしまうから
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