望郷の雪

ふるさとは 北の涯(はて)
夜汽車の笛が 凍(しば)れてた…
そっと 涙隠した 君よ
そっと 風にちぎれた さよなら
ルルル… ラララ…
ふるさとはもう 雪だろな

振り向けば 山の村
リンゴの花と じょんからと
ひとり 濡れたこころの ままに
ひとり 錆びた都会の 夕焼け
ルルル… ラララ…
あれからいくつ 幾春秋

ふるさとは 夢の中
榾火(ほだび)が赤く 煙ってた…
そっと 呼べば微笑む 君よ
そっと 想いまどろむ 初恋
ルルル… ラララ…
ふるさとはもう 雪だろな
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