うぐいす

あれは 遠い冬の物語
落ち葉 木枯しに迷わせて
ふりむかず 行った人
愛だけを 残して
熱い胸の高鳴るままに
冷えた心 あたためあった
二人 二度と帰らないのね
いくら 叫んでも

春のうぐいすが鳴いたならば
雲に流されてゆく想い
あなたさえ 忘れたら
涙など 風に散る
明日 めざめれば 陽が昇り
何処か 知らない街にひとり
あなただけを 忘れるために 旅立つ私

春のうぐいすに 誘われて
いつか 知らない街にひとり
あなただけを忘れるために 旅立つ私
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