アスター

かわりたい 口ぐせになる フタコト目に言う
分かってない まわりにはもう 「変わったやつ」だなんて

今までの自分とのさよならは 数えきれないほど繰り返す
たまに遊ぶよ

花ならなあ 僕らが花なら ことばに困ったりなんてしないのに
でもそれじゃ 咲けるのはいつも 決まりきった時だろうな

かわれない ユウウツになる またあがいてる
かといえば 不意にその腕 買われたりもするんだ

これからの自分との顔合わせ 数えきれないほど繰り返す
手強そうだよ

月ならなあ 僕らが月なら 裏表なんて見なくてすむのに
でもそれじゃ 気持ち悪そうだな みちてはかけては美しい

かわろうとする度に いつもなぜか
かえたくはないものがわかっていく
ふらつきながら すぐうわつきながら
性懲りも無く種を撒こうと 咲く日まで

風ならなあ 僕らが風なら すぐ舞い上がって飛ばしてしまうのに
いくらかは ましになりそうだよ どれにもなれないけど
「花ならさ あなたが花なら こんなに笑ったりなんてしないかな」
君がいた 変わらない顔で ぼくは僕に帰ろうか
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