六月のブルース

その履き慣れた薄汚いブーツを今脱げたなら
どこまでだってつきまとうこの影もきっと外せるさ

そしたら君の青い車を月夜の晩に盗んで
誰も知らない街に着いたら電話してさよならだけ言うんだ

Me and My shadow クリーム状の夕暮れの街
Me and My shadow 逆立ちしても今にも負けそう
こんな子供じみた発想など失くしたと思っていた

見知らぬ人の幸せと不幸の電波が飛び交っている
何万本のリボンがこの指の隙間をすり抜けていく

今ならそっと私が消えて雨が足跡消しても
誰もがそうさ 気付かないままうまくいきそうな気がする

Me and My shadow ゼブラ模様の夕暮れの街
Me and My shadow 不意打ちされて上手に転びたい

泥だらけの私の爪先が踏み出す所はどこだろう?
踏み出す所へついて行こう
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