咎人の夜明け

あぁ
どこか遠くで
鐘が鳴る

飛ぶ鳥の羽が舞う

あぁ
祈りの声は
届かない

神様は居ないの

絡まるような影に埋もれて
私は独り終わりを待った

眠りのない世界で
何度も夜が明けてく

あぁ
飾り羽なら
要らないわ

あの空へ還りたい

あぁ
涙も枯れて
座り込む

後悔が苛む

何も感じなくなればいいと
眩暈の度願い続けた

眠りのない世界を
私だけが生きてる

目に映らぬ罪の鎖を
こころに引きずったままで
いつまで生きていればいいの

誰の目にも
触れることない場所で
朽ちてゆくことさえ許されぬまま

あぁ
濁った空に
癒される

太陽は嫌いなの

あぁ
どこが遠くで
鐘が鳴る

今日もまた夜が明ける
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