始まりへの旅

名もない夜 闇の深さ
持て余す 唯ひとりで

安らぎなど 置いてきたわ
星明かり 頬照らせば

やっと笑顔で
眠れるかしら
崩れ去った 幻たち

また始まりへと 旅をしてみたい
悲しみをこめて誘うの
今ほんの少し 夢うつつのはざま漂えたら
嗚呼わたしに 明日はいらない

ひたすら恋う 静寂さえ
人々は すぐ散らして

祈りはもう 伝わらない
「幸せになれ」願えど

きっと知らずに
与えながらも
求めていた 無償の愛

風立ちぬ心 ふと知った想い
遠ざかる日には伝えよう
ねえ定めの中 時巡りながたも叶えましょう
地にかがやく光降れよと

綺麗な青だと 眠りながら思ったの…

また始まりへと 旅をしてみたい
悲しみを込めて誘うの
今ほんの少し 夢うつつのはざま漂えたら
嗚呼わたしに 明日はいらない
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