恋するぼくら

空気冷える午後 公園のすべり台で
雨宿りしてる君の 白ばむ息に、頬が
かすんで見えなくなった

突然寂しくなって 肌にそっと触れて
内緒で確かめていた
君のことが好きでいいんだって

冷たい雫を前髪からこぼしては
すこしだけ震えている 君を暖めながら
眠ってみるのもいいな

背中合わせになったら 世界さえ見渡せる
足りないところは二人
そっと補っていけばいいよね

恋するぼくらは いつでも

神様しかわからない 細いレールの上で
迷える子羊たちに差し伸べられた

未来への道しるべや 希望の篝火より
君との間を結ぶ
赤い糸を信じていたいんだ
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