茜唄

君がいた3月の 冷たい雨の中
寂しくて泣いているような 俯いた空の真下で

鳴り止まない雨音が 二人の言葉を掻き消して
渦巻く僕の心の奥に 踏み込んでくる

茜色の空が優しいほど悲しくて
ゆらり揺れる僕の胸は 焦がされてゆく

君と見た同じ空 今も見上げている
色褪せない記憶の痕を 指先でなぞり続ける

舞い落ちてく花びらが 二人の手と手を解く様に
渦巻く僕の心の奥に 絡みついていく

茜色の空が優しいほど悲しくて
ゆらり揺れる僕の胸は 焦がされてゆく

舞い落ちてく花びらが 二人の手と手を解く様に
渦巻く僕の心の奥に 絡みついていく

茜色の空が優しいほど悲しくて
ゆらり揺れる僕の胸を 焦がしつづける
いつまでも消えない あの日繋いだ約束が
君は一人、叶わないと知っていたんだろう?
ひとり…
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