夢よもういちど

あなただけを
とても 好きよ 好きよいまでも
こころがわりきいた夜も
愛は あかく炎(も)えてる
あゝ たとえ誰かが
あゝ 指をさそうと
私だけの ひとと決めて
生きてきたのに
死なせて 今
愛に 明日も 夢もないなら
つらい夜明けこない前に
ひとり消えて行きたい

いちどだけよ
恋に くるう くるうことなど
肌をよせてきいた言葉
信じきっていたのに
あゝ 波が引くよに
あゝ 逃げて行くのね
呼んでみても 泣いてみても
愛はまぼろし
せめて 夢よ
夢よ かえれ かえれこの手に
ほゝをぬらすあつい涙
遠いひとにつたえて

死なせて 今
愛に 明日も 夢もないなら
つらい夜明けこない前に
ひとり消えて行きたい
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