男の人生

花の咲く道 茨(いばら)の道も
人はそれぞれ 運命(さだめ)を歩く
義理を背負って 真実(まこと)を抱いて
奥歯かみしめ 生きてきた
ふり向けば 五十年
男の人生さ

暗く寂(さみ)しい 世の中だって
じっと見つめりゃ 灯りが見える
苦労なやみは 月日の川に
流し渡った 星の数
おまえには ありがとう
男の人生さ

夢の一文字(ひともじ) 近そで遠い
知っていながら 見た夢いくつ
泣きと笑いの 生きざま織れば
腹を括(くく)って しめる帯
真っすぐに 一筋(ひとすじ)の
男の人生さ
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