ただ悲しく

消えてゆく
受話器の向こうに
君の声も この愛も

一人夢を
見ていた様だね
夜が終るたびに

朝日は今日も
あの日と同じ様に
まぶしく町に目覚める
だけど君の愛は
もう見えない

なぜ町は
君を映し出すの
心に刻むほど

思い出す
いくつもの場面
君の笑顔と涙

残った君の
悲しく綴られた詩に
「愛」と言う言葉なんども
繰り返し並べた君が
ただ悲しく

朝日は今日も
あの日と同じ様に
まぶしく町に目覚める
だけど

残った君の
悲しく綴られた詩に
「愛」と言う言葉なんども
繰り返し並べた君が
ただ悲しく
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