おまえだけ

私のぶんまで その夢追いかけて
傍(そば)に居ちゃ あなたの重荷よと
無理に 微笑(わら)うやつ
おまえが泣きを みなければ
咲かない夢なら 枯れりゃいい
道連れは おまえだけ
この世の果てまで

どうしてあとから 生まれてきたのよと
年の差を気にして 又ひとつ
吐息 もらすやつ
おまえのそんな 仕草さえ
まもってやりたい この俺さ
道連れは おまえだけ
この世の果てまで

世間が遠くに 遠くに見える日は
なにげなく季節の 花一輪
部屋に飾るやつ
必ずくるさ ふたりにも
まぶしい陽の射す春の日が
道連れは おまえだけ
この世の果てまで
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