恋のやまあらし

夜霧に滲む男の影
夜露に混じるはあたしの涙

惚れた腫れたの煩わしさよ
夢見る恋人は二次元

彷徨う心は千切れそう
気が付きゃ目に染むザギンのネオンさ

コートで隠す 棘が増えてく
寒さが今も肌を刺す

花よ蝶よと 踊らされ
可愛いあだ名は 過去のもの

独りと自由を美化してサ
弱さを真っ黒く塗り潰した やまあらし

酒と泪と女友達
やるせないこの堂々巡り

一番星はひとりきり
愛しい誰かが現れる

悲しみ ジレンマ 歌で酔い
俯く心が奏でるのは やまあらし やまあらし
ファズだから ファズなのだ
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