ジョバンニ

僕の名はジョバンニ 水のまま生きてきた
夏の終りに君 意思もなく立ちすくむ

黄昏の浜辺 身を任せてた
銀の光る肌に 熱いジェラシー憶えてる

今もさらいたくて 波になるよ何度でも
何も気がつかない 君をまだ捜してる

濡れた髪を束ね 恋のたびきらめいて
いつも終りに君 意味もなく傷つくよ

たそがれた言葉 交し続けて
君を枯らして行く 男ばかりさ悲しいね

君のくるぶしには 幾度かは触れてみた
僕の名はジョバンニ 海のまま生きている
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