愛はブルース

探していたはぐれたその時から ちぎれたふたつの体は何処
赤い花が咲き乱れる季節に 私は愛を失った

忘れかけた幼い日々の 子守歌が心を撫でる
思い出すのは真夏の溜息 痛む心を月が笑う

愛はブルース
何処までも続く空に 明日の光をただ探すけど
たどり着きたい場所はひとつ 愛するあの人の胸

人は孤独生まれ落ちた瞬間から 大地と水を求め彷徨う
吐き出す声は言葉にならなくて 苛立ち涙は生まれた

遠くで1羽の鳥が鳴く 幼い子を導くように
疲れた体月夜に照らして 翼休めて朝日を待つ

愛はブルース
何処までも沈むままに この身をまかせてただ眠りたい
たどり着きたい場所は遠く 今日も彷徨うこの胸
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