たった一日のバラ

本のページをめくる仕草が
沈む西陽に 溶けてゆく
少女のままできれいになった人を
誘惑が部屋を包む 時の中で

俺の毎日が雲をつかむようなものでも
漕ぎ出した船にお前を乗せたい

たった一日のバラが枯れて花びらが散っても
愛しいお前と散ってゆくなら俺は幸せさ

ニューヨークのグラビアをみて
一人ため息をついている
ビルの窓から照り返す淡い陽が
心まで刺さるような愛の予感

さめた仕草でも 今はつくろい語るけど
何も言えなかった遠い あの頃

たった一日のバラが枯れて花びらが散っても
愛しいお前と散ってゆくなら俺は幸せさ

たった一日のバラが枯れて花びらが散っても
愛しいお前と散ってゆくなら俺は幸せさ
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