あじさい挽歌

あなたを愛した 夏がゆき
北の街では もう雪景色
別れても別れても 今もやさしく
ひとり涙に 濡れながら
冬に咲きます あじさい挽歌

あなたのほほ笑み 横顔を
思いだすたび ため息つくの
逢いたくて逢いたくて 心せつなく
好きなあなたの その胸に
咲くに咲けない あじさい挽歌

あなたに抱かれた ぬくもりを
肌の寒さが 欲しいとせがむ
淋しさに淋しさに 夜に紅ひく
北の女は 春を待ち
冬に咲いてる あじさい挽歌
×