絵空事

ジョギングの靴の軽さと
首に巻くタオルの青さ
まだ雨に濡れた舗道を
幻が駆け抜けて行く
弟と紹介しても
嘘だとわからない程
あどけないあなたの顔が
頼りなく揺れた あの頃
絵空事 時の谷間に
絵空事 足をすくわれ
私はひとり
夢の続きを Ah…見ている

果てしない押し問答と
いさかいが離した心
若さとは いこじな魂
さよならと背を向けてあって
眠れない夜を抜け出し
人気のない街を走るの
想い出を振り切るように
この身体 いじめるように
絵空事 確かなものは
絵空事 何ひとつない
私はひとり
夢の続きを Ah…追うだけ

絵空事 確かなものは
絵空事 何ひとつない
私はひとり
夢の続きを Ah…追うだけ
Ah…追うだけ
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