小さな傘

斜め45度には あなたの視線
耳が熱くて うつむいた
怪しい雲行きには 気づいていたよ
困った顔は 誰の為

頬打つ雫たち どこへ急ぐの
確かに見つめてた 光はチリのよう

「愛しさ」詰め込んだ 部屋に一人
空っぽ段ボールに 何から片付けよう
冷たい通り雨 動けなくなる
私を叱ってよ 小さな傘が欲しい

真っ白だった壁に 四角い日焼け
二つの笑顔 飾ってた
心のバンソウコウが あればいいのに
後悔じゃない でも痛い

疲れるまで 泣いて泣いて それから
思いっきり眠ろう お腹も空いてきた

不思議なくらい いつも見つめてたよ
形とか理由もないけど 好きでした
予報はずれの雨 濡れないように
私は歩き出す 小さな傘を胸に

見つめたその先に 一筋舞う
さよならの行方を あなたは知ってるの
予報はずれの雨 濡れないように
私は歩き出す 小さな傘を胸に
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