今、君に言っておこう

小さな少女の手からふうっと風船が 空に飛んでいった
追いかけて どうしようもなくて ただ空に両手を伸ばした

小さなピリオドのような風船が 白い雲の中へ
もう二度ととどかない場所まで 君とふたりで眺めてた

それはまるで愛のようで それはまるで命のようで
なんだか綺麗だね でもなぜか切ないね
大丈夫だよ 僕はどこへも行かない

たしかなことなんて 何があるんだろう
今 君に言っておこう 大好きさ ありがとう
いつまでも いつまでも 見つめていよう
大空に飛んでゆく 小さな夢を

行き交うすべての人たちが風船を 握りしめているんだ
頑張って生きてゆくために それぞれ 夢をいっぱい 詰め込んで

一緒に笑ってくれたり 一緒に泣いてくれたり
何気ない毎日が 奇跡なのかもしれない
誰かを好きになることも きっとそうだよ

明日のことだって 誰もわからないさ
今 君に言っておこう 大好きさ ありがとう
どこまでも どこまでも 追いかけてゆこう
大空に飛んでゆく 小さな夢を
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