やさしい指

たしか 大人になる頃 私の指 細くて美しい 指だったはず
掴もうとしても 指のすき間 スルリとこぼれて消え行く日

そんな夢の出来事 高速道路での命のカーブ

太陽に降る雨の中で 広げた指見たら 瞳にベールが
静かに受け止めたい思いがけぬ さあ...名もなき道を行こう

今は 動かす指から 文字を読んで 慣れない指先を 撫でていたいの
ミントの香りが 目元過ぎる 知らない世界で見た香り

人の愛の光りが 煌めく道へと景色を創る

闇から生まれた真心 教えてもらったもの 瞳のベールを
新たに受け止めたいアメーィジングな 生き方へと やさしい指で
さあ...名もなき道を行こう
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