始まりの場所

坂道駆け上り 競争したね
見下ろした景色は 透明で澄んでいるの
手を伸ばせばそこに 辿り着きそうで
あずき色した電車は 箱庭 走っていく

書きかけのまま 出せない手紙
ブルーのインクが 滲んでは
筆を止める日々に
戸惑いながら 過ごすけど

いつも遠くで 想ってるよ
今は叶わないけど
いつかこの夢 咲かせたら
始まりの場所で 逢いましょう

須磨海岸 君とバスで出掛けた
オレンジの夕日に 「約束だよ」 指切りして
きらきらした未来 語り明かした
水平線の向こうの 明日を待ち焦がれて

二号線から 広がる夜景
ハーバーランドの
パノラマが 瞼の裏側に
焼き付いている 目映く

「ありがとう」って 伝えたいよ
言葉にならないけど
涙も笑顔も 詰まってる
始まりの場所で 逢いましょう

いつも遠くで 想ってるよ
今は叶わないけど
いつかこの夢 咲かせたら
始まりの場所で 逢いましょう

「ありがとう」って 伝えたいよ
言葉にならないけど
涙も笑顔も 詰まってる
始まりの場所で 逢いましょう

始まりの場所で 逢いましょう
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