守りたい人

窓辺でふと口ずさんだ唄
これはあなたが
とても好きだった唄
「そのうた僕も好きだよ」
と何も知らない彼が
隣で笑った

私は前に進みたいから
無理をしてでも
幸せを探したの
あなたを好きでいることは
少し苦しすぎたから

一つわかったことがあるの
こうして新しい恋をしても
簡単に気持ちが
消えるわけじゃない

だけど私が守りたい人は
もうあなたじゃない
心乱れるほど
好きになることだけが
恋じゃない
支えになりたい わかってあげたい
この人のために 私がいるんだと
思える幸せを見つけたから

昨日歩いた人込みの中
彼は何度も振り返ってくれてた
きっと私を一人には
しない人だと思った

あの夜に伝えたさよなら
私が何を言葉にしたって
本当はあなたに
止めてほしかった

だけどあなたは決して自分から
追いかけない人だと知ってて
あの時あなたのこと
試したの
言葉を欲しがる 形を欲しがる
幼い私は失ってやっと
あなたの優しさ気づいたから

どうしてもう少し
がんばれなかったんだろう
譲れなかった
意地を張ったの

だけど私が守りたい人は
もうあなたじゃない
心乱れるほど
好きになることだけが
恋じゃない
支えになりたい わかってあげたい
この人のために 私がいるんだと
思える幸せを見つけたから

あなたに出会って
私は変わった
許し合う意味を
信じる強さを
あなたが教えてくれたから
×