冬のバラード

午後から雪になった街は銀色 君はいない
約束してた休日を 今頃どこで 過ごしてるの
戻って来てほしいよ なんでもない顔で

行き詰まりの恋 もうやめたって 僕の肩で泣いた夜
抱きしめてしまえば良かった あいつに帰れないように

さよなら冬のバラード ゆずれない想いは消せない
僕のものじゃなくてもやっぱり 君を 忘れられなくて

乗り過ごした地下鉄で バッタリ会うって 皮肉だよ
彼を紹介する笑顔が 隣見上げて 輝いてた
素直すぎる君を見てたら どうにもならないと思った

やがて僕はすべて忘れてゆく きらめいた日々さえも
壊したくない夢 抱いてみても 今は ぼやけてゆくだけ

冬の風を受けて ひとりきり立ちつくしている
僕はこれからどこへ行こうか 長い夜が始まる

春一番が吹く頃は僕らは何をしてるのかなぁ
白い吐息が流れる隣に ああ 君はいない

さよなら冬のバラード ひとりきり立ちつくしている
僕はこれからどこへ行こうか 長い夜が始まる
ああ 君はいない
×