君なしで

俺はかっこ悪いか 俺は中途半端か
待ち合わせも 誕生日も 目覚ましも忘れるけど
君がどんなに好きか なのになんで去るのか
マグカップも ハンカチも 合鍵も置いたまま

真夜中過ぎのバス停 たたずみ
来るはずのない 君を待つ

一度や二度の過ちなんて 笑って 帳消しにして
なんとか うまく生きてゆくさ 君なしで

忘れなくちゃ駄目か 何が特効薬か
駅前の本屋でも 改札でも 君のこと
探してんだ毎日 それを知ってのことか
「遅いよ」と ふくれながら まだ待ってる気がして

公園通りの途中で 振り向く
いるはずのない 君の声

本当に好きな 大好きな人を 泣かせたひどい男さ
失くして やっと言えるなんて 愛してた

一日ごとに忘れてゆくのか?
抱きしめた手の温もりも

それでも好きと 大好きな人と 心で叫ばせてくれ
今度は 強く生きてゆくさ 君なしで
さようなら…
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