蜜月(みつげつ)

お互いにこれまでの人生
一人でいる淋しさなら
嫌というほど知ってる

もう若くない二人だから
時を取り戻し
甘い口づけ 蜜月の美酒に酔う

片時も離れたくないから
指と指を絡ませあい
目と目で言葉を紡ぐ

もう若くない二人だけど
初恋のように
ときめきながら 蜜月の夜に泣く

黄昏の光と影みたい
胸の中でひとつに溶け
慈しみ合えたらいい

もう若くない二人だけど
何も恐くない
このままずっと蜜月の時よ 永遠(とわ)に
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