母なる大地

思い出は遥か記憶のほとりで
密かに咲いている花のようだ

一輪手に取りにおいをかいだら
不意によみがえる潮の香り

汽笛が轟いて
小さく手を振った

旅立ちの空の下
母なる大地よ さようなら

溢れ出すほどの希望は何処へ
旅路の途中で見失った

夢に破れても
帰る場所がある

悲しみの丘を越え
母なる大地を抱きしめる

私は再び
旅立っていきます

ありがとう ふるさとよ
優しい人たちに見守られ
ありがとう ふるさとよ
母なる大地は永遠に
永遠に
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