白い約束

言い出せない言葉 ポケットで握りしめ
あなたと歩いてく 寒い夕暮れの街

透き通る粉雪 いま肩に舞い降りる
空からため息が そっと落ちたのかな?

あなたに何て言えばいい?
もうじき離れ離れだけど

伝えたい ねぇ あと幾つ
冬が過ぎて 春が来ても 想っていると
寂しさに 負けそうになった時は
想い出してね
あなたはいつもひとりじゃないことを

あなたのコートまで 花びらが散るように
見慣れたこの景色 やがて純白になる

もし泣いたりしたら 心配かけてしまう
笑顔を見せるから 胸に焼き付けてね

あなたに何て言えたなら
ココロが全部届くのかな?

忘れない ねぇ 優しさを
雪が溶けて 花が咲いて 時が過ぎても
かじかんだ指先を そっとつなぐと
「指きり」みたい
約束をするね 泣いたりしないと

あなたに何て言えばいい?
祈りに似てるこんな気持ち

伝えたい ねぇ あと幾つ
冬が過ぎて 春が来ても 想っていると
寂しさに 負けそうになった時は
想い出してね
あなたはいつもひとりじゃないことを
わたしがずっと見つめていることを
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