北のめぐり逢い

誰より愛して いるくせに
今日まで寄り道 まわり道
女ごころの 裏側を
読めずに別れた 分からず屋
せめて せめて詫びたい あの女(ひと)に
雪降り止まぬ 北のめぐり逢い

一緒に行けない 弱虫を
叱っていいわと 泣いていた
足手まといに なることを
恐れたあげくの 言い訳か
頬を 頬を殴った 夜のよに
雪降り止まぬ 北のめぐり逢い

男のつまらぬ 片意地が
苦労をさせたか 痩せるほど
若いあの日の あやまちを
必ずつぐなう しあわせで
抱いて 抱いてやりたい あの女(ひと)を
雪降り止まぬ 北のめぐり逢い
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