恋華草~おれとあたし~

酔いどれて 靴をぬぎ
あなたの 背にもたれ
どこへでも さらってと
泣き泣き いったのに
クシャクシャに たたんだ
コートを枕にさせ
馬鹿いうなよ 無茶いうなよ
おれのこと みそこなうなよ だって

若い日の 年月(としつき)は
あまりに 早過ぎて
未来など 考える
時間も なかったわ
ボロボロになるのは
みじめと泣いていたら
馬鹿いうなよ 無茶いうなよ
おれのこと みそこなうなよ だって

恋の花 一つだけ
ようやく 咲いたから
いいことも あるでしょう
小さな ことならば
ふらふらで 歩いた
二人を嘲(わら)ってたら
馬鹿いうなよ 無茶いうなよ
おれのこと みそこなうなよ だって

馬鹿いうなよ 無茶いうなよ
おれのこと みそこなうなよ だって
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